ブレイクダンスをするにあたっての基本事項です。
装備 | ブレイクをするのに必要な装備品など。 |
基本技 | チェアー、三点倒立、倒立です。 |
アドバイス | ブレイクダンスに共通する注意点やアドバイスです。 |
よくある質問 | 管理人が自問自答します。 |
〜装備〜
自分が持っているものから紹介します。
ヘルメット | ヘッドスピンをする時や危険な技をするときに必要です。ヘッドスピン専用のものを買うといいでしょう。 |
ニット帽 | ヘッドスピンやウィンドミルなど頭をつける技をするときに効果的です。ファッションとしても必需品です。 |
スピンニット | ワイヤーが頭の部分に仕込まれていてヘッドスピンで回りやすくなったニット帽です。ヘッドスピンをするときは最低限これぐらいはつけましょう。 |
スピンワイヤー | ヘルメットにつけて回りやすく、また床やヘルメットが傷つかないようにするものです。素材はスピンニットのワイヤーと同じようなものです。 |
肘パッド | 肘を守るためのものです。縦系や1990系、エアー系など肘を強打する可能性があるときはつけたほうがいいでしょう。 |
膝パッド | 膝を守るためのものです。個人的にはエアーでよく膝を打つのでつけています。中のスポンジだけ取ってスピンニットの中に入れて衝撃を和らげるために使うのもいいと思います。 |
リストバンド | 手首を守るためのものです。倒立をするときやチェアーをするときなどにつけるといいでしょう。また、1990系で回るときに使ったりしてます。 |
チェアー |
自分の軸手を決めます。僕は左手なので左手で説明していきます。右手の人はすべて逆で解釈してください。 1.左肘を左わき腹にあてて左手を床につけます。指先は上の写真でいうと奥のほうを向いています。 2.右手と頭もつけて体を支えます。 3.足を上げて形を適当に作ります。 初めはわき腹が痛いかもしれませんが、やっているうちに慣れてきます。 足が上がらない人はもっと頭のほうに重心を移動させてください。 |
三点倒立 |
・頭と両手を、正三角形の形になるように置きます。 ・頭のてっぺんの平たいところをつくようにしましょう。 ・後ろに倒れてしまう人はもう少し手のほうに体重をかけましょう。 ・ぐらぐらしてしまう人は腰が曲がっている可能性があるので、しっかりと腰は伸ばして姿勢を良くしましょう。 |
倒立 |
両手を床について逆立ちをします。 ・手は広げて床をつかむ感じで。体が揺れたときは指先の力で調整するようにしましょう。 ・肘は曲げないようにしましょう。 ・首はしまいます。首を返してしまうと体が反ってしまうからです。ただ上目づかいで床は見るようにしましょう。 ・肩は引いて床を押すことを意識しましょう。 ・体は力を入れて全身を固めましょう。 ・初めは壁でやりましょう。この時腹を壁側に向けましょう。 |
〜アドバイス〜
ブレイクダンスでの注意点を挙げます。
パワーについて |
1.体を固める! パワーをするときに最も重要なことは体を固めることです。体を固めるとは全身に力を入れて体を硬くすることです。そうすることによって、回転系の技では軸をうまくとれたり、スピードをつけたりすることができます。技によりますが、具体的には膝や肘を曲げない、足を開脚でキープする、下駄足にする(足首を直角に曲げること)、腹に力を入れる、といったことをします。 2.柔軟性を高める! パワーはほとんどの技で開脚が要求されます。180度とまではいかないまでも150度くらいは開くようにしましょう。そして重要なのは押さえつけなくても開脚できることができること。例えば、倒立した状態で開脚ができなければいけません。パワーではほぼ床に足をつかないからです。柔軟は毎日することが重要なので、ストレッチのときにでもするといいでしょう。 3.怪我に気をつける! パワーに怪我はつきものです。ですが、十分にストレッチをして、体をガードするものをつけることでけがを減らすことができます。 |
練習法について |
1.まず大まかな流れをつかむ やりたい技があったら上手い人の動画でも見てイメージを作り上げましょう。それから、まずは見よう見まねでやっていきましょう。 2.コツを知る 次にコツを調べましょう。誰かに教えてもらったり、ネットの講座を使うのもいいですが、自分でやってみて良いやり方というのを見つけていくのもいいでしょう。 3.ビデオなどで研究 特にパワーは自分の形がどうなっているかわかりづらいのでビデオカメラで撮って上手い人とどこが違うのかなど研究して、悪い点を見つけたら次から修正していきます。 4.後はひたすら練習 後は練習あるのみです。パワーは出来るようになるまで相当な訓練をつまなければいけません。頭ではわかっていても体は思い通りに動かない、ということもよくあります。研究と練習を繰り返していって体に動きを染み付かせましょう。 |
その他 |
体感速度は違う パワーをしている時、自分では早いと思っていてもビデオで見返してみると大して早くない、といったことがあります。個人的にはウィンドやヘッドなどで特にそう思います。つまりプロの人の動画を見てそれほど早くないと思っても、体感速度は早いということです。自分の動画と比べて早さも調節していきましょう。 技の出来具合の波について 特にパワーでよくありますが、前に出来た技が出来ないということがあります。それは筋肉疲労や技をするときのテンションの違いなどで微妙に変わってしまうからだと思います。技ができかけの時はそのような少しの差でも技の出来具合につながってしまいます。調子の悪い時は無理せず別の技をやったりしましょう。 |
Q:〜(技名)はどれくらいでできるようになりましたか。 A:個人ごとで違います。まず「出来る」というのがどれくらいの程度かという定義がなされていません。また、その人個人の下積みや練習量、意識しているポイントなどそれぞれ違います。そのため、出来るようになるまでの時間も人それぞれです。技が出来ないうちは心配もあるでしょうが、初めのうちは出来ないのは仕方ありません。ひたすら練習してたらいつの間にか出来ちゃった〜、ぐらいのほうがかっこいいと個人的には思います。 Q:「首を返す、いれる」とは? A:顔を下に向けてへその辺りを見る感じで曲げるのが「首を入れる」で、それと逆向きに上に顔を向けるのが「首を返す」です。 Q:ブレイクダンスに筋肉は必要ですか? A:パワームーブをするには筋肉はある程度必要です。パワーは基本的に足が地につくことはないので体を支える腕の筋肉が必要です。 Q:縦エアーと横エアーの違いは? A:エアートラックスで跳んだ時の体の傾き具合の違いです。縦エアーのほうは倒立っぽくなります。 |